第20回 新潟フジカラーフォト倶楽部 会員フォトコンテスト結果発表

この度は、第19回会員フォトコンテストに多数のご応募を頂き誠にありがとうございました。
吉住志穂 審査委員より厳選なる審査の結果、下記入賞作品が決定しましたのでご案内申し上げます。

グランプリ

グランプリ

撮影者: 須田孝子

題名 : 虹しぶきに舞う

講評 : 虹がかかった大瀑布にイワツバメが2羽飛んでいる。こんな幻想的な光景、誰もが一度は見たいと思うでしょう。しかし、季節は初夏限定。しかも素早いイワツバメだけにシャッタータイミングは非常に難しく、気がつけば山ほどのシャッターを切らされてしまいます。応募枚数から判断する限り、作者も相当苦戦したようですが、あきらめずに粘り強くアプローチ。佐々木小次郎の「ツバメ返し」にも匹敵する傑作が生まれました。

自由部門

金賞

撮影者: 穂苅 環  

題名 : 小正月

講評 : ちらちらと雪が舞う中で風習とそこに住まう親子を写しています。お父さんを見つめる娘さんのかわいらしい表情と雪だるまにお供えされた魚とのギャップが大きく、見るものの好奇心を巧みに惹きつけています。記録性という意味でも、後世に残したい作品です。

銀賞

撮影者: 手島 岱月  

題名 : 願い一心

講評 : 人が何かに真剣に立ち向かう姿はフォトジェニックに見えます。滝行は人物の表情やしぐさ、水の動き、現場の緊張感とおあつらえ向きな被写体ですが写真で伝えられるかどうかは作者の腕とシャッタータイミング次第。この作品は何度も見たくなる中毒性があります。

銅賞

撮影者: 岩橋 英次  

題名 : 松明が走る

講評 : 世界的に見ても日本は火を扱った祭りが圧倒的に多いそうです。時節柄、聖火ランナー集団に見えるかもしれませんが、撮影はぶれたり、ピントやタイミングが合わなかったりと苦労の連続。作者は望遠レンズの圧縮効果を使い人々の表情と火を印象的に捉えています。

優秀賞

撮影者: 黒坂 芙美子

題名 : じいちゃんと

講評 : いい写真ですね。表情から二人の関係性が手にとるように伝わってきます。大胆な構図にも驚きましたが、被写体との距離感が抜群に良いです。タイトルも完璧でした。

優秀賞

撮影者: 山本 洋子

題名 : 虹まで届くかな?

講評 : 日暈と遊具をシンプルかつ大胆な空間構成で表現した傑作。現場で確固たるイメージがなければできないアプローチ。絶妙なシャッタータイミングにもあり余る才能を感じました。

優秀賞

撮影者: 笹川 和子

題名 : モデル撮影会

講評 : モデルがフィギュア、撮影者はこども、カメラはスマホと、見る側にいろいろな裏切りを与えつつ、世相を巧みに反映しています。背後に立つ、大人の存在にも身震いしました。

優秀賞

撮影者: 渡辺 隆

題名 : キャ~

講評 : 楽しい時間をストレートに収めています。タイトルもそのままで、写真の表面情報以外の展開はありませんが、被写体が喜ぶ写真を撮ることは純粋に撮影者冥利に尽きます。

優秀賞

撮影者: 小柳 信子

題名 : 家路

講評 : 桜・家・道に夕方・遠くから見つめる視点を加え、郷愁を巧みに誘っています。ドボルザークでも童謡「ふるさと」でもBGMに流れていたら思わず涙がこぼれそうなシーンです。

入選

撮影者:西山 雅之 

題名 :伝統の舞

入選

撮影者:渡部 義明 

題名 :いざ入浴

入選

撮影者:石井 文博 

題名 :迷い鳥

入選

撮影者:十文字 克浩 

題名 :嫁ぐ日

入選

撮影者:柏 行雄 

題名 :稲架け

入選

撮影者:田辺 佳代子 

題名 :夕暮れの丘

入選

撮影者:石井 貴子 

題名 :物思い

入選

撮影者:田中 日登志 

題名 :雪の市

入選

撮影者:渡辺 治 

題名 :天空都市

入選

撮影者:上野 正道 

題名 :ひまわりの小径

ネイチャー部門入選

金賞

撮影者: 大澤 昭広  

題名 : オリオン瞬くころ

講評 : 絵本にでてきそうな幻想的な光景ですね。思わず息を飲んで見とれてしまいました。現場はかなり寒かったでしょうね。ソフトフィルター使用なのか温度差でレンズが曇ってしまったのかはわかりませんが、にじんだ星がイメージを引き立てています。

銀賞

撮影者: 金子 範夫  

題名 : 初冬の彩り

講評 : 初霜でしょうか。薄氷の上に落ちた紅葉に霜が付着する珍しい光景です。撮りたいと思っても条件に恵まれなければ出合えず、そのとき撮影にでている人だけに与えられるシャッターチャンスです。多くを見せずシンプルな構図で表現したのが功を奏しました。

銅賞

撮影者: 相田 保  

題名 : 瞬光

講評 : 谷川岳・一ノ倉沢の朝。上空にガスが立ち込める気象条件の中で、稜線付近に射し込んだひと筋の光。安定感のある構図と抜群の露出選択で山の壮大さと神々しさを静かに物語っています。刻々と変わったであろう現場の様子と感動がじわじわと伝わってきました。

優秀賞

撮影者: 小林 敏行

題名 : 千年杉

講評 : 立ち込めるガスの中で地面すれすれから迫力ある構図で千年杉を撮影。「ひと月に40日雨が降る」と言われる屋久島での作者の苦労と健闘ぶりがうかがい知れる力作です。

優秀賞

撮影者: 山中 巌

題名 : 里の空

講評 : デジカメの恩恵を受けて撮りやすくなったのがホタルのいる風景。星空も写し込み、パッと見は幻想的な風景ですが、鉄塔の存在で、現実を意識させるテクニックに感心しました。

優秀賞

撮影者: 坂井 富雄

題名 : 桜と雪

講評 : 桜の咲く頃、ごくごく稀に低気圧のいたずらで雪が降ることがあります。満開にはまだ早い桜でしたが、ボタ雪が入ったことで季節の変わり目を感じる作品が生まれました。

優秀賞

撮影者: 青木 茂男

題名 : 竜神降臨

講評 : 思わせぶりなタイトルに思わずにやけましたが、新緑とフォトジェニックな光が清々しいです。しばらく見ていたら何かでてきそうな錯覚が!部屋に飾って毎日拝みましょう。

優秀賞

撮影者: 立川 政義

題名 : 朝霧の塩殿

講評 : 張り詰めた冷気が漂う朝。うっすらと朝日が差しこむ時間にとらえたことで湧き起こるエネルギーを感じます。人々の暮らしを通じて見つめるその土地の風景は心に響きます。

入選

撮影者:小湊 正光 

題名 :雪解け模様

入選

撮影者:今井 久輔 

題名 :白い妖精

入選

撮影者:小山 覚 

題名 :希望の朝

入選

撮影者:山本 勝栄 

題名 :静寂

入選

撮影者:佐藤 武男 

題名 :提灯(カルセオラリア)

入選

撮影者:長谷川 隆 

題名 :棚池霧景

入選

撮影者:吉岡 哲男 

題名 :よし焼き

入選

撮影者:鴨井 孝夫 

題名 :月の光

入選

撮影者:三浦 二郎 

題名 :春の流

入選

撮影者:村山 勝也 

題名 :秋の終り